お茶はだめなの?

12月10日。この日、本校の薬剤師を務めていただいている宮久保先生にに来ていただき、6年生を対象に「薬物乱用防止教室」を実施していただきました。わたし(校長)は見に行けなかったのですが、担任や教頭から様子を聞いて記事を書いてみます。

まず、薬剤師会で作られているパンフレットをもとに薬剤師の仕事について説明いただいた後、
・薬は処方されたとおり飲まないといけない
・同じ症状だからといって、病院の薬を他人から譲り受けるのはよくない
といったことに触れていただきました。

また、シンナーや覚醒剤といった薬物の危険性(知り合いから勧められることもある)についても解説してくださいました。

以前、環境検査(ふだんから水質や照度、換気の度合いなどを調べていただいています)に来ていただいたときに、
「次の薬物乱用防止教室は、バージョンアップした形で実施しようと考えています。」とおっしゃっていただいたとおり、「なぜ薬を水で飲まないといけないのか?」という問題を実験を交えて分かりやすく説明してくださいました。

胃薬をジュースで飲むと泡立つ、シロップをお茶で飲むと化学反応を起こしてしまう、といったことも一目瞭然でした。

「薬をお酒と一緒に飲んでしまうと薬が効きすぎることにもなりかねないので、家の人にも伝えておいてください。」と注意喚起もされています。わたしも気を付けます。

終盤では子どもたちの質問にも丁寧に答えてくださいました。
「なぜ覚醒剤はなくならないのか?」という質問に対しては、薬物依存の問題だけではなく、それを資金源として暗躍する組織の存在にも触れていただきました。

実験を交え説明は、子どもたちにも分かりやすかったようです。宮久保先生、ありがとうございました。